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映画「尾崎豊を探して」


映画「尾崎豊を探して」
制昨年:2019年 制作国:日本 上映時間:95分



水曜は残業をしない日.またまたいそいそとTOHO柏へ.
金曜にならないと新作が 出てこないね.
ちょっと気なる音楽モノを本年累積12本目にに鑑賞.

「卒業」「I LOVE YOU」「15の夜」など数々の楽曲を残し、1992年に26歳の若さで
亡くなったミュージシャン、尾崎豊のデビュー当時から20代前半のライブなどの貴重な
映像記録から構成された映像作品.

さまざまな苦悩を歌の中に託し、優しさや愛とは何かを求め続けた尾崎豊.
この世を去って30年近く経った今もなお、彼の遺した作品は世代を超えて
聴き継がれている.

そんな尾崎の歌は何を伝えようとしてたのかを探すため、81年の新宿ルイードの初ライブ、
地方公演、ニューヨーク、大阪球場、国立代々木競技場などのライブ、なにげない
日常を切り取った映像など、400時間にも及ぶ映像群から断片を丹念にひろい集め、
尾崎豊に迫っていく.

監督は美空ひばり、矢沢永吉、萩原健一、沢田研二、尾崎豊など長年にわたり
ミュージシャンとの映像作品を数多く演出してきた映像作家の佐藤輝.

以上は≪映画.COM≫から転載.
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尾崎豊って、デビュー時は個人的に結婚、出産…と出来事に追われていた時期で、
音楽に遠ざかっていた時期と重なっている.「I Love You」や「卒業」くらいしか
知らない.

その後は海外赴任している間に尾崎豊は亡くなってしまっていた.
よって、その全盛期はよく知らない.

本作の冒頭と最後に街角の女子高生を 捕まえて、“尾崎豊”を知っているかとの
インタビュー画面があるが、私にはYesもNo も言えない状況.
この部分を観て直ぐに、この作品の陳腐さに気づいてしまった.

よく言えば、プロモーション・ビデオの繋ぎ合わせみたいな印象.明確に訴える内容
は無く、ぶつ切りの音楽と、唐突なインタビューと、へたくそなCGのごちゃまぜ版.

知っていた以上に、彼はロックンローラーであったこと、音程がしっかりしていて、
活舌が良いので、歌詞が良く伝わることを再認識.でも曲は最初から最後まで
通しで聴きたいもの.こんなぶつ切りは失礼というものであろう.

尾崎豊が探していたのは、自分自身と夢・希望・愛・自由・真実・死といった
漠然としたもの.そんな姿は見えてはくるのだけど、散漫な画像がその理解の
邪魔をする.

題の「尾崎豊を探して」の結論は本作に見いだせない.
この監督の作品は今後観ないことにしよう.95分の尺でも長く感じた.

「俺を信じるやつはついて来い」とコンサートで観客をアジテートする尾崎豊.
いなくなったら、付いていけないじゃないか….




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