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2020 F1 Rd-04 イギリスGP


2020F1rd04イギリスGPLH



2020年FIA F1世界選手権第4戦イギリスGPはモータースポーツ発祥の地と
して知られるシルバーストーン・サーキットで開催.

典型的な高速系のシルバーストーンにはC1からC3のピレリの硬めよりの
ドライタイヤが用意され、気温21.2度、路面温度41.1度、湿度43.2%の
ドライコンディションでの決勝.

前日土曜の予選ではやはりL.ハミルトンがポールポジションを獲得.
メルセデスがフロントローを独占した一方、レッドブルのM.フェルスタッペン
が3番手、フェラーリのC.ルクレールが4番手に食い込み、以降L.ノリス、
L.ストロール、C.サインツ、D.リカルド、E.オコンと続き、S.ベッテルが10番手.

日曜午後の決勝、無事スタートしたように見えたが、後段のハースのK.マグヌセン
とレッドブルのA.アルボンが接触.マグヌッセンはサンドトラップに飛び出し、フェンス
に激突.開始早々セーフティーカー導入となった.

6周目で解除されたかと思いきや、12周に今度はアルファ・タウリのクビアトが
単独スピンでクラッシュ.またもセーフティカー導入.この間にほぼ全車ピットインして
タイヤをハードに交換.ハースのR.グロージャンのみがピットせずメデイアムのまま.

19周でようやくセーフティカー解除.その時点での順位は、L.ハミルトン、V.ボッタス、
M.フェルスタッペン、C.ルクレール、そしてタイヤ交換していないR.グロージャン.

以降、トップのメルセデス2台の争いは1秒程度の差しかない.3位以降は
7秒以上も離され問題外の状態に.35周も過ぎた頃には、V.ボッタスも
追撃は諦め、L.ハミルトンの独走という眠いレース展開に.

このままメルセデスの1、2フィニッシュかと思いきや、残り2周というところで
2位を走るV.ボッタスの左フロントタイヤがパンク.11位まで順位を落とす.

その後52周目でなんとトップを走るL.ハミルトンの左フロントタイヤもパンク.
なんとか傷ついた左フロントタイヤで52周を終えて、ゴールに飛び込んだのは
L.ハミルトン.薄氷のポール・トゥ・ウィンだ.

2位にレッドブルのM.フェルスタッペン.3位にフェラーリのC.ルクレール.
フェラーリ復調しつつも同僚のS.ヴェッテルは10位.4位にルノーのD.リカルド、
5位にマクラーレンのL.ノリス.6位にルノーのE.オコン.

それ程の路面温度でもなかったが、1ストップ作戦のハードタイヤはギリギリ
の模様.来週はこの反省がどう生かされるか?

次戦は1週間後の70周年記念GPと称して、今回と同じシルバーストーン
サーキットでの開催.この高速系ではやはりメルセデスの圧倒的優位性は
かわらない.





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2020 F1-GP 開催に向けての状況(2020年4月)


F1STOP信号20200322



2020年の第1戦メルボルンGPが開幕直前にキャンセルされてから、
ご多分に漏れず、F1界もコロナ禍に蹂躙されている.


2020年シーズンはいまだ開幕に至っていない.4月7日(火)にはカナダGPの延期
が決定し、もともとのカレンダーはすでに序盤9戦が延期もしくは中止されている.

F1の10チームはいずれもヨーロッパに拠点があり、各国のファクトリーはすでに各政府の
命令で閉鎖されている.唯一の例外が日本に一部の機能を持つエンジンメーカーの
Hondaで、日本では欧州各国に比べて規制が厳しくない.このアドバンテージが後に
活かせるやら?

また、F1ではマクラーレン、レーシング・ポイント、ウィリアムズの3チームに加えて
F1自体も、イギリス政府主導による仕事の保証に関する政策を生かすため、
一部の従業員を一時解雇することを発表しているほか、経営陣やドライバーらは
自主的な減給を受け入れている.

ファクトリーの閉鎖期間がさらに延長される可能性があり、その場合は5月末まで
レースの開催が難しくなるかもしれない.F1は再びレースができる安全性を確保
でき次第、可能な限り多くのレースを組み込んだ新たなカレンダーを用意することを
目指している.

F1はすでに2021年に予定していた大規模なルール変更を2022年に延期しており、
2023年まで延期する可能性も話し合われるよう.
また、F1チームらは今年末まで新レギュレーションに伴う空力開発が禁じられている.

さて、各マシンの仕上がり状態は….
どうせこのコロナ禍でリセットは効いちゃうけど、マシン開発も作業も 凍結状態だから、
もし開けても開幕直前状態からのスタートに なってしまうと予想する.

2月末にバロセロナ・サーキットで行われた3日間の集中テスト結果.

やはりダントツで早かったのはメルセデス.昨年の進化系モデルなれど、
新兵器がひとつ仕込まれていた.オンボードカメラ映像を見ると、 L.ハミルトンが
ステアリングを手前に引っ張ったり、前側に押して戻したり している様が映っていて、
各チーム騒然になったらしい(笑).

DAS(デュアル・アクシス・ステアリング)システムというそうで、ステアリングを
前後することで、前輪の トーインを可変できるらしい.それでストレートに入る前と、
カーブセクション に入る前に、ステアリングを前後させていた.

すわ規約違反かと各チーム騒ぎかけたが、事前にFIAの承認は得ているそうで、
既知の技術だそう.これは今後各チーム真似っこに走るね(笑). まっすぐ走りたい時と
曲がりたい時に前輪のトーインを換えたいのは 自然な発想だものね.

タイヤへの負荷も低減できる.このアドバンテージのせいか、 メルセデスは、
タイムもトップで、3日間の走行周回回数もダントツだった.

2番手につけたのはレッド・ブル、周回数が若干メルセデスに負けたものの
HONDAエンジンが抜群の信頼性を見せて、ノンストップで走り切った.
ドライバビリティもずいぶん向上したようで、カーブスピードがメルセデスに
遜色なくなったよう.

昨シーズンは3勝に終わったが、本年はチャンピオン シップを争えるかどうか
見るべきポイントかもしれない.

前年と様相が違うのがフェラーリ.エンジン、マシン供にトラブル続きで、 タイムも下位、
周回数も全く伸びなかった.これでは先が思いやられる テスト結果だった.
三味線弾く余裕は無かろう.

見た目が変わったのは、レッドブルのセカンドチーム“トロ・ロッソ”.
チーム名も レッドブルグループ内のアパレルメーカをメイン・スポンサーにしたため、
“アルファ・タウリ”と一新.

2020F1アルファタウリ新車


ブルー地に荒牛模様だったのが、白を基調とした 紺をアクセントのボディカラーに
生まれ変わった.見るからにすっきりした姿に中身は進化したHONDAエンジンを
積むが故、戦闘力も期待大.

さて、そんなニューマシンたちをいつになったら拝めるのやら.
目論み通り6月に開催できるか?

年間8戦レースが無いとチャンピオンシップは成立し無いそう.
さて、8戦走れるか???





2020 F1 Rd-01 オーストラリアGP…直前に中止決定!


FIAのフラッグ
《FIAのフラッグ》



FIAとF1は3月15日(日)決勝の2020年F1世界選手権開幕戦

オーストラリアGPを中止と決定した.

フリー走行が始まる13日の金曜日の朝一の発表だった.


事の発端は12日(木)、マクラーレンのチームメンバーが
コロナウイルスに感染し隔離され、チームがグランプリ参加を

取りやめることを発表した.


マクラーレンの撤退を受け、イベントの状況について
F1の首脳陣とチーム、レースオーガナイザーらによる会議が行われ、

F1からは金曜日の朝になるまで正式な発表はなかった.

メルセデスのL.ハミルトンやフェラーリのS.ヴェッテル
は中止の方向を支持するコメントを出し敬遠していた.

レース直前の中止で、すでにアルバートに集客していた人々や
キャンセル払い戻しの混乱は…凄かったよう.


第2戦バーレーンGPは3月22日(日)に無観客で行われる予定だが、

オーストラリアGP中止を受けて状況が変わるかはまだ分からない.

4月19日(日)決勝の中国GPは先月に延期されている.
F1は上海でのイベントを後半戦に組み直すことを望んでいる.



さて、いつになったら正常なレースが始められるやら….






2019 F1 Rd-21 アブダビGP


2019F1Rd21アブダビGPSV夕景



2019年F1世界選手権の最終戦第21戦はアラブ首長国連邦・アブダビでの開催.
ヤス・マリーナ・サーキットはマリーナを周回するモナコの魅惑さを有し、コース脇には
5つ星のホテルが併設されている.

F1カレンダーの中でもまれな反時計回りのコースであるヤス・マリーナの
ピットレーン出口はトンネルを通過するという特殊なレイアウト.
エントリーは右から入り、トンネルを通過して左から合流する.

日没をはさんでナイトレースへと移行するグランプリとして開催されるアブダビGP.
日没時の暗さを避けるため、人工照明はスタート時からともされ、幻惑的な照明の下、
今年最後のレースが繰り広げられる.

金曜、土曜のフリー走行で元気が良かったのは、メルセデスとレッドブル.
フェラーリが後に続く、好調な3チームの6台が頻差の争いを繰り広げた.

土曜の予選でポールポジションを獲得したのはメルセデスのL.ハミルトン、
2019年ワールドチャンピオンが最後の予選を制し、タイムは1分34秒779.

0.194秒差の2番手に僚友V.ボッタスが入ってメルセデスが得意のアブダビで
強さを見せつけた.なお、ボッタスは決勝スタートではグリッド降格が決まっている.

予選3番手はレッドブルのM.フェルスタッペン、4番手はフェラーリのC.ルクレール、
S.ベッテルが5番手、A.アルボンが6番手となった.7番手以下はL.ノリス、
D.リカルド、C.サインツ、N.ヒュルケンベルグ…とマクラーレンとルノーが交互の
番手に並ぶトップ10の結果となった.

決勝、夕日が美しいヤス・マリーナ・サーキットは気温26.8度、路面温度31.1度、
湿度59.3%のドライコンディション.ピレリはヤス・マリーナ・サーキットにC3からC5の
ドライタイヤを用意、中庸のセットだね.

スタートは無難に始まり、C.ルクレールがM.フェルスタッペンを抜き2位に上がったくらい.
予選では2番手タイムだった最後尾スタートのV.ボッタスどんどん抜きまくり、3周目には
14番手まで、18周目にはなんと4位まで浮上してきた.

タイヤ交換後の32周目、M.フェルスタッペンがC.ルクレールをオーバーテイク、
2番手に上がった.その後の変動はなく、L.ハミルトンの盤石な走りに抜けは無い.

最後の1周になって、5位争いをS.ヴェッテルとA.アルボンがテールトゥノーズの
争いを披露.久々の巧者ヴェッテルのオーバーテイクで、5位まで浮上した.

この54周目にはトップを走るL.ハミルトンがファーステストラップも記録して、
そのままゴールへ.2位はM.フェルスタッペン、3位にC.ルクレール.
4位にはなんと最後位から追い上げたV.ボッタスが入賞した.

2019F1Rd21アブダビGPLH


最期のレースもポール・トゥ・ウィンで飾った今日のL.ハミルトンは完璧な走りを
魅せてくれた.これぞ年間チャンピオンにふさわしい走りだった.

さて、これにて2019年のF1も終了.来年3月のメルボルンまで
長い?冬休みに入る.来年もメルセデスの牙城は崩せないのか?
他チームのこの冬の頑張りに期待したい.




2019 F1 Rd-20 ブラジルGP…ホンダ勢1、2フィニッシュ!!


2019F1Rd20BrasilGP-MV.jpg



2019年FIA F1世界選手権第20戦ブラジルGPはサンパウロ郊外にある、
アウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ、通称インテルラゴス・サーキットは
全長4.309kmのF1サーキットではまれな反時計回りのコース.

インテルラゴスは長く緩やかな曲線部分ときついコーナーが連続する部分で構成され、
かなりアップダウンの激しいコースで、高速で駆け抜けるマシンにとって苛酷な狭過ぎる
コーナーなど、さまざまな状況に対応できる柔軟性とマシンコントロール能力が求められる.

予選はレッドブルのM.フェルスタッペンがポールポジションを獲得.
M.フェルスタッペンに0.123秒差でS.ベッテルがフロントローとなり、以下
L.ハミルトン、C.ルクレール、V.ボッタス、A.アルボン、P.ガスリーが7番手、
R.グロージャン、K.ライコネン、K.マグヌッセンが予選順位.

但し4番手のC.ルクレールはエンジン周りを新規交換した為10グリッド降格処分に
より14番グリッドに降格することになっており、5番手のボッタスらはスタート位置が
ひとつ繰り上がる.

ピレリはインテルラゴスにC1からC3の硬め側のドライタイヤを用意し、
レースではC1もしくはC2の硬い方のコンパウンドのいずれかを使用する
ことが義務付けた.

快晴の下、気温20.6度、路面温度49.2度、湿度61.5%のドライコンディション
でスタート.M.フェルスタッペンはトップをキープ、L.ハミルトンはS,ヴェッテルを
抜き、2番手に上がる.

最初のタイヤ交換時にM.フェルスタッペンはピットレーンでR.クビサに頭を抑えられ
L.ハミルトンに先行を許すが、あっという間にL.ハミルトンを抜いてトップへ戻る.
この日のホンダエンジンは無敵の強さだね.

二度目のタイヤ交換は各車無事に終わったが、50周を過ぎた頃、V.ボッタス
はエンジントラブルでストップ.セーフティカーが導入された.この間を利用して
M.フェルスタッペンは3度目のタイヤ交換.L.ハミルトンはステイアウトを選択.

が、やはりタイヤの差で60周を過ぎたところでM.フェルスタッペンに捕まる.
その時、4番手、5番手を走るフェラーリ勢に悪夢のような同士討ちが発生.
C.ルクレールとS.ヴェッテルがタイヤを接触させてしまい、両車パンクに
見舞われ、リタイヤ.悔恨を残すインシデントとなってしまった.

これで2度目のセーフティカー導入.この間にL.ハミルトンは苦し紛れのタイヤ交換.
この状態で、なんと1番手から3番手まで全てホンダエンジン搭載のレッドブルと
トロ・ロッソという快挙.

解除されたのはあと2周を残すだけ.焦ったL.ハミルトンがレッドブルのA.アルボンに
接触.A.アルボンはスピンし、L.ハミルトンもフロントウィングにダメージを受ける.
3番目にゴールしたが、アルボンとの接触で5秒ペナルティを受けた.

結局、M.フェルスタッペンがポール・トゥ・ウインで勝利. P.ガスリーが2位、
3位には20番手スタートのC.サインツが繰り上がり、P.ガスリーとともに
キャリア初の表彰台をマークした.

K.ライコネンとA.ジョビナッツィのアルファロメオ・レーシング勢が4位と5位で
ダブル入賞、序盤に最後尾まで後退していたDリカルドが6位につけ、ペナルティ
を受けたL.ハミルトンが7位、他にL.ノリス、S.ペレス、Dクビアトがポイントを取った.

年間チャンピオンを取ったL.ハミルトン、同じくコンストラーズ・チャンピオンとなった
メルセデスにもう緊張感は無いように見える.例年消化レースになると他チームに
華を持たせるような形になるが、そこで他チームが勢いづき、次年度の初戦に
失敗している気がしてならない.

次戦は2週間後、最終戦アブダビGP. ヤス・マリーナ・サーキットでの開催.
最後まで気を抜かないレースが観たいもの.