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「作品と作品の間に…4つの変奏」 目黒区美術館


目黒区美術館のコレクション展.

4つのキーワード「物語」「細部」「美術史」「快楽」に
ちなんだ近代日本作家の所蔵作品を展示.

藤田嗣治の作品が在ると聞きおよび訪ねてみた.

トップ写真の,藤田が渡航に使用したトランクをはじめ
作品は3点展示されていた.

「鶴」は極めて初期の作品で日本画調.珍しい一品.

「動物群」は中期のモノ,犬,猫,ウサギ,キツネ,燕…が
生き生きと走る姿が描かれている.藤田らしい作品.

「裸婦」はあの有名な“キキ・ド・モンパルナス”の裸体を
薄茶のカンバス紙に鉛筆でデッサンした作品.
ほぼ等身大の大きな絵.モノクロなのだが,金髪や唇,乳首の
色が想像できるような鮮やかな表現.さすが藤田だ.

面白いのはトップ写真の,藤田のトランク.

かなり年季の入った木製の大型トランク.
取っ手の部分のみ革製だが,使い尽くされた風情.
今どきの旅行好きのトランクと同じように
色んなシールが貼ってある.

藤田の当時の日本の住所,“百人町”の文字も見える.
初期の渡航は船だったのであろう○△丸と船の名もかすれて見える.

その時代性,渡航の数の多さ,藤田の生活の一端を
見られる貴重な遺品と思う.作品とはまた別な趣が在る.

藤田以外にも,岡田謙三の油彩や清原啓子のエッチングに感心した.
区立の美術館でも素晴らしい小品を持っている.

雨のそぼ降るなか,目黒川の新緑を眺めながら,
次の美術館へ….

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東京ブラブラ散歩(葛西臨海~目黒)

雨で寒い土曜日の関東.

色んな意味で不調の気持ちをリフレッシュする為に
街へ出てみる.

まずはなぜか葛西臨海公園へ.

大観覧車に乗るような天候ではないので,
水族館なんぞ覘いてみる.






ペンギンの泳ぐ姿に少し癒されたりもする.

マグロやカツオが豪快に泳ぐさまを見ても

頭のに浮かぶのは,刺身や寿司….情けない….






さて,今日は美術鑑賞の日.

マイナーだけどキラリ光る作品を探しに

都心へ向かってみる.

目黒区立美術館に藤田嗣治の作品が在るとのこと.

まずは腹ごしらえ.

昼まっから,カツオやマグロ…と言うわけもなし,

目黒駅近傍のラーメン屋“花月 嵐”へ




「黄金の味噌ラーメン」を食す.

なにが黄金なんだろう…?

味噌と背脂タップリの白湯スープの
比率が黄金比なのだろうか…??

めんの出来は80点.

スープは50点.白湯と味噌が両方の持ち味を殺してる.

二度来る店ではないから,どうでもいいか.

それにしても目黒通りはラーメン屋だらけ.

めーちゃん,良いところに住んでるなぁ(笑).
ラーメン好きなら天国かも.

さて,美術館の感想は別記事で.





おまけに,目黒川辺で見つけた紫陽花.

もうそんな季節…来週は梅雨入り,かな?


ヘンケルのフライパン




注文していたフライパンがようやく着いた.

ドイツ,ヘンケル社の直径16cmのミニフライパン.
厚底で2種のステンレスの間にアルミが挟み込んである3重構造.

使い込んでいた鉄製フライパンを空焼きし過ぎて,
表面が焦げ付きやすくなったので買い換えた.






厚底に刻まれたヘンケルのマークが嬉しい.

でも,ライセンス生産でどうもタイ製らしい.

そういえば,ヘンケルマークの刻印の切れも
ずいぶんやぼったい(笑)

で,待ちきれず夜遅く得意のスペイン風オムレツを…,

作ってみた結果がこれ….




さんざんの出来.

これじゃ,前のフライパンの方がずっとマシ.
http://blogs.yahoo.co.jp/chakotay17275/35941334.html

焦げ付くは,ふっくら焼けないは,
中には熱が上手く伝わらず,
うまく固まらなかった.

トホホ….

道具にだけ頼っても,こんなモンだねぇ.

だから料理は難しく,そして楽しい.

明日の朝食は出来損ないのオムレツ…(笑)

ようし,つぎこそっ!!


街中のネコシリーズ(キョンとキジトラのおしり)


今日は思いっきり不調だった.
雨の中の出張….
上手く進まない仕事.

挙げ句の果て出張先で財布を盗られた.
カードも入れていたので大慌てで口座を止めた.
その1時間後,出先の社内で財布は発見され戻ってきた.

中の現金だけ抜かれて….
大金は持ち歩かない主義だから被害は少なかったが,

     気持ちはダウンした.

明日は会社を半休し,口座復帰等々の雑事をせねば,

人生,こんな日もあるモンさ.


さて,昨日の朝は好天.この所ネコ遭遇率が高いので
鞄の中のカメラを大きいカメラに変えている.


いたいた….yunさん名付けるところの白ネコ“キョン”が
うずくまっている.『あらっ』と言う顔つき.

隣にいたキジトラ君は『また,こいつかよー』と
お尻を向けてノロノロ去っていく.


朝の通勤時,新ネコパラの一コマ.

映画「アフター・スクール」


残業をしない水曜のお楽しみ…
今期39本目の映画,久々に邦画に戻った.

30代になった、かつての同級生たちが織り成す
“大人の放課後”を巧みな構成で描く.
大泉洋が主演を務め、佐々木蔵之介、堺雅人、常盤貴子が共演
内田けんじ監督による新感覚エンターテインメント.

よく練られた脚本でどんでん返しを魅せてくれる.
面白かった.
お客を騙す…点ではなかなかの手腕を内田監督はみせてくれる.
エンドスクロールが終わってからも…,まだシーンが続き
観客を楽しませてくれる.

エンドスクロール途中に席を立つ人種はホントに失礼な奴らと思う.
両脇の客にも迷惑だし,後ろの客だって不愉快だ.
作品にも失礼だし,最後の音楽だって作品の一部だろうよ.

照明が明るく点くまではじっと座っているのが礼儀だと思う.
副長の右後ろに居たバカサラリーマン,いや,若サラリーマンか(笑).
君らは座席を蹴飛ばす,おしゃべりはする…の無礼をはたらいたが,
先に席を立ったがため,最後のシーンは観ていないだろ.
ざまーみろっ!(笑).

佐々木蔵之介のシニカルな演技がとっても新鮮.
大泉洋と境雅人もそれぞれの持ち味を上手く出している.
女優陣,常磐と田畑も嫌みなく,ぼくとつに演じていて
とにかく嫌な部分が全くなく楽しめる内容.

いつもと違う映画観で会員割引¥1500で観劇.
¥1000位だったらもっとお得感があったかも.

おまじない「コピルアック」


映画「かもめ食堂」でコーヒーを美味しく入れるおまじないと
して出てきた魔法の言葉 『コピルアック』.

真似してこのおまじないをしていたのだけど、
その由来はつゆとも知らなかった.
「かもめ食堂」でそのくだりがあるというのだが…
憶えがないなぁ(笑)

先週末観た映画「最高の人生の見つけ方」で
この言葉に再び出会い、疑問が氷解した.

最高級のコーヒー豆の名前だったんだね.

コーヒー好きのくせに全然知らなかった….
無知と無恥は副長の専売特許だから(笑)気にしない.


写真は副長のご愛飲の“マンデリン”100gで¥380.

“コピルアック”の相場は100gで¥3800 …10倍だね.


「最高の人生…」のなかでは富豪ジャックニコルソンが
好んで飲む最高級珈琲豆として登場していた.

なにせ癌の病床で化学治療しながらでも
飲むくらいにお気に入りの珈琲として何回も登場してた.

相棒モーガン・フリーマンがその豆の作り方を紹介して
映画では大爆笑を誘うのだが、副長も調べてみた.

インドネシア、バリ島のジャコウネコ(LUWAK)に珈琲豆を
食べさせて、その糞の中から回収して乾燥させた…
その珈琲豆が“コピルアック”(KOPILUWAK).

絶句しちゃうね(笑).

猫好き、珈琲好きの副長でもあまり飲みたくないなぁ.

おまじないの由来は判明してなにより.
きっかけも結末も映画というのが副長らしい.

“豆大福とよもぎ餅”鎌倉 源吉兆庵


いい年をしてなぜか甘党の父と息子.

父親の家の近所に出来た老舗の和菓子屋を訪ねてみる.


鎌倉に本店を置く,源吉兆庵.

あの鮎の塩焼きを使い回す「吉兆」とは

なにも関係がない(笑).


思えば,かつて母が好きだった桃丸ごとのゼリーもこの店の物だった.

当時1個¥750に随分驚いたものだが,

今回見たら¥840に値上がりしていた….

ちょっと手が出るわけもなく,今回はシンプルに

   “豆大福”と“よもぎ餅”

やわらかく,しっとり豆の塩気と餡の甘さのバランスが絶妙に良い.

濃いめの玉露が飲みたくなる和風テイストの極み.

この2個で¥400はリーズナブル.

たまに?甘いモノは精神に潤いをあたえたもう.

街中のネコシリーズ(自転車置場の茶トラ)




やはり副長のネコ勘は異常に鋭い….

父の家の近くでボンヤリとしていると
ピピッと勘がさわいだ.

ふと足を向けた駐輪場の脇を茶トラが歩く.


すこし後をつけて,座ったところをパシャッ.





目が合うと逃げていく….

飼いネコなのだろう.人には慣れている.
ある距離を置くだけで逃げ切ろうとはしない.

ちょっと歩いては,座ってこちらを見ている.






耳の状態が決して油断はしていないことを示している(笑)

ふっ,可愛いヤツ….

2008モナコF-1GP 決勝


期待した通りの雨の大混戦.
観る者にとっては楽しい一戦になった.

タイヤ戦略も含めて,運の付きも実力の内….
L.ハミルトンが今期2勝目をモナコで揚げた.

モナコでの1勝は他サーキットの3勝に
値すると良く言われる.まさに貴重な一勝と言える.

狭いガードレールに囲まれたスリッピィな市街地コース.
トリッキィなコーナーや縁石にぶち当てて乗り越えるシケイン.

オンボード映像が最高に楽しいこのサーキット.
よく夢にみるんだ,ここをドライブする夢.
いつもラスカスでガードにヒットしちゃうんだけどね(笑)

さて,ドライの予選とは違った様相で決勝は明暗を分けた.
抜群の速さを見せたニコはクラッシュでレースを終えたが,
同僚の中嶋一貴は7位に食い込んで日本人初のモナコ初ポイント.

写真は,600戦目にポイントゲットしたウィリアムズ:中嶋一貴.
レースも後半,乾いてきたコースをスーパーソフトコンパウンドタイヤで
勢いよく縁石を乗り越えている.

雨が残っているのにソフトタイヤで飛び出していった
アロンソの心意気にも感心した.

K.ライコネンに追突されてレースを終えたスティールの
嘆き悲しむ様が写されていたが,気にすることは無い.
その早さは十分みんなに理解されたから….

やはり雨のモナコはドライバの資質を好く見せてくれるし
いろんなドラマを演じてくれる.

副長のBUKETS LIST(死ぬまでにかなえたいリスト)に
 
  「モナコF-1をホテルの窓から見下ろしたい」

を付け加えておこう(笑).

映画「最高の人生の見つけ方」 


日曜の夕方,父との夕食の前を映画で一時を過ごす.
本年38本目.

死を意識した初老男性2人の希望に満ちた余生を描く作品.
病室で知り合った2人が意気投合し、
“やりたいことリスト” (THE BUCKET LIST)に基づき、
残りの人生を生き生きと駆け抜ける.

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン主演、
監督は『スタンド・バイ・ミー』の名匠ロブ・ライナー.

このところ腹の立つアメリカ映画ばかり観ていたが,
久々にアメリカの良心とも言うべき映画でホッと一息付けた.
やはり政治や国というレベルの話しより,個人のレベルなのが良い.

いぶし銀の演技を見せる2人の名優の友情とそのすがすがしい笑顔に、
思わずほろっとさせられた.悪役でないジャック・ニコルソンは久しぶり.
哀しい時,嬉しい時,そして寂しい時の老人の表情を
抜群に良い演技を見せてくれる.大したじじい役者だ(笑).

人生の最終段階で、あと半年の命と宣告され,
それまでに出来なかった遊び…死ぬまでにやり尽くす事
“THE BUCKET LIST”を思う存分やりつくす.

その中で,別れた娘とのよりが戻ったり,
腹を割って話せる友を得るなんて…出来すぎの感あり..
こんなうまい話は映画の中だけと割り切って観ていれば,
腹も立たず,客観的に観ていられる.
自分がその身,その立場になったら…???

70歳の俳優2人が主役で、癌で死んでいく話なのに、
観客がニコニコする明るい映画を作れるのは、
アメリカ映画の古き良き伝統.
日曜ゆえ払った代金¥1600.
その代金に惜しくない満足の内容.
気持ち良くしてくれた.