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2012年を振り返って.

あっという間にも2012年も終わり.

年初にはシンプル&わがままに生きよう
と誓いを立てた.

その通りに毎日を過ごしてきたつもり.
その結果は…無理に結論づける必要もない.

反省する部分はある.

第一に暴飲暴食過ぎた.
体重は結局年初の体重をキープしたが、
なんだか不健康な検査数値ばかりに
なってしまっている.

第二に自宅を放置し過ぎた.

庭は荒れ放題になってしまい.
家の中も掃除せず放置状態.

今回、娘夫婦がやってきて、
見かねて?掃除をしてくれた.

息子君が台所を見違える様に
クリーンアップしてくれた.



ブログに載せるんだったら、
アフターだけでじゃなく、
ビフォアーも撮っておけば良かったね、
とは娘の弁(笑).

トイレをピカピカにしてくれたのは娘.

ありがたい事だけど、
来年はやはり自分できちんとしたいもの.


第三の反省はちいさい事だけど、
安全運転、未違反運転に心がけたい.



10/8の巾着田訪問時にR16号八王子バイパスで
速度違反で白バイに捕まった.

23Km/hオーバーで罰金1万5千円なり.

自動車専用道路でほぼ高速仕様なのに
60Km/h制限なんて….

とにもかくにも、捕まるような目には
逢わない様にしようと思う.


そんなちょびっとだけの反省と
大いなる満足感で終えようとする2012年.


今年は、やはりおせちを作った.



左奥の4番目の重は父のお一人仕様.

煮物以外はほとんど買ったものだけど、
今年は例年になく、素材が高かった気がする.

これなら、おせちを買った方が
手間ひま分を差し引くと
お得な気がしてきた.


夕飯の年越しうどんと蕎麦は
息子君が作ってくれるよう.
台所から美味しそうな香りがしてきた.

紅白を観ながら、
これを打ち込んでいる事が
この上も無い幸せと思える.

終わりよければ全て好し?


ここを訪問してくれた方々へ
お礼を申し上げると供に、
来年もつたないこのブログに
おつきあいのほどをお願いします.



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政宗&はるひ 来る…



チバラキの自宅へ戻っている.
日頃の無精がたたり、
大掃除が大変.

年賀状だって、今この時に
パソコンの横で
プリンター君がウンウン言いながら
年賀状書きにいそしんでいるしまつ.

そんな中、娘夫婦が帰省してきた.
愛猫;政宗と愛犬;はるひ
を連れて….

これから、しばらくは
人間3人とチビ嬢、政宗、はるひの3匹
との生活が続く.



さてさて、どうなる事やら…?!





2012年の映画から…




今年もよく劇場へ足を運んだ.総数151本の観賞.
比して家では1本もDVDを観ていない…(笑).

洋画マイナー系秀作はギンレイホールがちゃんと選んで上映してくれるので楽チンの極み.
この頃は、この作品は後ほどギンレイで…という読みが立つようになってきた.

相変わらず定価ではいっさい観ていない.
ファーストディ、メンズディ、ポイント還元、偽装夫婦…とほとんど1000円しか払ってない.
いつも書くことだけど、映画の1800円は適正価格ではない.

基本は邦画中心で観たいのだが、総数の約1/3くらい.
気軽に通えるシネコン系小屋はメージャー系作品ばかり.
マイナー系邦画がもっと観たい….

今年観た151本から、お気に入りを洋画・邦画から3本ずつ.
けっしてベストでもないし、単に印象に残った好きな映画というだけ.


[洋画篇]


「おとなのけんか」

4人の役者の演技だけで魅せ切る密室劇.
子供のけんかが大人のけんかに、
しかも夫婦喧嘩にまでエスカレートする楽しさ.






「プロメテウス」

エーリアンの前譚に収まらないスケールと
ギーガーデザインとリドリースコット流の演出
映像美に酔いしれる….




「最強のふたり」


逆境を何ともしない友情のかたち.
テンポの良さと音楽の使い方が秀逸.






次点は、ダークナイトライジング、アーティスト、ドライブ.
三者三様の良さが心に焼きついた作品たち.



[邦画篇]


「しあわせのパン」


癒し系代表格.美しい北海道の風景と
ほろ苦い人生の機微を暖かいパンでくるむ味わい.







「鍵泥棒のメソッド」


プロットの良さ、演ずる役者たちの上手いこと.
観た後の爽快さが忘れられない.







「夢売るふたり」


男女の想い、夫婦の感情の微妙なずれの
表現が手練な役者二人で描き出される快感.






次点は、その夜の侍、ポテチ.どちらもマイナーだが
味わい深い観賞後の印象を残してくれた作品.


以下に防備録的に2012年の観賞作品名を記す.

001ニューイヤーズイブ 002木漏れ日の家で 003海洋天堂 004永遠の僕たち
005恋の罪 006サンザシの樹の下で 007宇宙人ポール 008パーフェクト・センス
009月光ノ仮面 010マイ・ウェイ12000kmの真実 011ロボジー 012ヒミズ
013J.エドガー 014麒麟の翼 015Always三丁目の夕日`64 016善き人
017ペントハウス 018しあわせのパン 019ドラゴンタトゥーの女 
020はやぶさ遙かなる帰還 021メランコリア 022Time 023トスカーナの贋作 
024ものすごくうるさくて、ありえないほど近い 025顔のないスパイ 026親愛なる君へ
027キツツキと雨 028ヒューゴの不思議な発明 029英国王のスピーチ
030シャーロック・ホームズ シャドウゲーム 031フィフティ/フィフティ50/50
032StarWars epsode1-Phantom Menas 3D 033戦火の馬
034マーガレット・サッチャー鉄の女の涙 035さすらいの女神(ディーバ)たち
036あしたのパスタはアルデンテ 037おとなのけんか 038僕たち急行 A列車でいこう
039ラビットホール 040家族の庭 041おとなのけんか 042アーティスト
043バトル・シップ 044ジョン・カーター 045ヘルプ~心がつなぐストーリー~
046ドライブ 047ももへの手紙 048テルマエ・ロマエ 049HOME 愛しの座敷わらし
050ル・アーヴルの靴みがき 051アポロ18 052捜査官X 053宇宙兄弟 054幸せパズル
055灼熱の魂 056幸せの教室 057ダーク・シャドウ 058ポテチ 059レンタネコ
060ファミリー・ツリー 061メン・イン・ブラックⅢ 062わが母の記
063ミッドナイト・イン・パリ 064ミッシングID 065外事警察~その男に騙されるな
066やがて来る者へ 067サラの鍵 068ゲインズブールと女たち 069人生はビギナーズ
070シグナル~月曜日のルカ 071裏切りのサーカス 072デンジャラス・ラン
073スノー・ホワイト 074ジェーン・エア 075アメージング・スパイダーマン
076ワン・デイ 23年のラブストーリー 077臨場 劇場版 078図書館戦争 革命のつばさ
079タンタンの冒険~ユニコーン号の秘密 080崖っぷちの男 081スープ~生まれ変わりの物語~
082グスコーブドリの伝記 083ヘルタースケルター 084苦役列車 085ぱいかじ南海作戦
086蜂蜜 087ローマ法王の休日 088おおかみこどもの雨と雪 089ダークナイト・ライジング
090少年は残酷な弓を射る 091ヤング≒アダルト 092Brave Heart 海猿
093遊星からの物体X ファーストコンタクト 094プロメテウス 095トータルリコール
096アベンジャーズ 097幕末太陽傳 098アーティスト 099桐島、部活やめるってよ
100The Grey 凍える太陽 101プロメテウス3D 102コロンビアーナ 103秘密のアッ子ちゃん
104最強のふたり 105あなたへ 106踊る大捜査線FINAL新たなる希望
107ポエトリィ アグネスの詩 108素晴らしい一日 109バイオハザードⅤリトリビューション
110夢売るふたり 111るろうに剣心 112コッホ先生と僕たちの革命 113おとなのけんか
114白雪姫と鏡の女王 115鍵泥棒のメソッド 116天地明察 117ハンガー・ゲーム
118ボーン・レガシー 119ツナグ 120推理作家ポー最後の5日間 121エクスペンダブルズ2
122希望の国 123屋根裏のマリア 124危険なメソッド 125終の信託 126くろねこルーシー
127The Odd Life of Timothy Green 128TED 129少年と自転車 130オレンジと太陽
131リンカーン秘密の書 132北のカナリアたち 133アルゴ 134のぼうの城
135シルク・ドゥ・ソレイユ3D彼方からの物語 136エヴァンゲリオンQ 137カラスの親指
138人生の特等席 139007スカイ・フォール 140裏切りのサーカス 141ロックアウト
142汽車はふたたび故郷へ 143ウォリスとエドワード英国王冠をかけた恋 144その夜の侍
145悪の経典 146ホビット思いがけない冒険 147砂漠でサーモンフィッシング
148マリー・アントワネットに別れをつげて 149レ・ミゼラブル 150フランケン・ウィーニー
151大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]


さて、2013年はどんな作品に出逢えるやら…、楽しみっ!




自分へのご褒美2012年



今年もよく働いた.
思えば、今年は衣類も含め
何一つ自分の為に買って無いことに気づいた.

自分に甘く他人に厳しい副長.
年末には自分へのご褒美を購入.

Canonのミラーレス一眼レフ
“EOS-M”

コンデジかと見間違えるほどの
大きさと軽さ.

普通の一眼レフ用レンズが
装備できるのが嬉しい.



あえて、アンバランスの妙.
手ぶれ防止付きの標準ズームを
装着してみる.

レンズにボディが
引っ付いている感じが可愛い….


さっそくの初撮りは…




やっぱりこの仔でしょ(笑).

不遜な顔付きのチビ嬢デス.
明日は高速に乗って、
チバラキの自宅へ久々の帰還の予定.

娘夫婦も若武者;政宗と
パグ犬:はるひを連れてくる予定.

さて、3匹まみれて…、
どうなることやら??



トマトおでん@川崎“はれ晴れ”



得体の知れない何か….
これ、トマトなんです.
トマトおでん、チーズのせ.

先週末、めーちゃん。と映画を観た後の宴会.
川崎チネチッタの裏に位置する
おでん屋“はれ晴れ”.

自慢のおでんの数々….


まずはサラダ.


カリカリが余計かも….


鶏皮のポン酢和え


なかなかの食感.
しっとりしたモヤシと
ネギがまたポイントとなる味つけ.


宮地鶏の鉄板焼き.


ちょい焦げ気味がまた旨い….
ザクザクキャベツと一緒に.


定番のおでん6品盛り.


少し甘めの出汁は関東風?
良く煮えた大根をハフハフ…といただく.


〆のおでん茶漬け.


薄味の出汁にちくわの輪切りだけ.
あっさりして極うま~!.



ホントの〆のデザート.

チョコマーブルアイスと
レア・チーズケーキ.

素朴な甘さでスッキリ.

美味しゆうございましたっ!







年の瀬もせまって…



年の瀬もいよいよ迫ってきましたねぇ.

近所の団地で餅つきが開かれました.
錬れぬ手つき、腰つきで
でも、楽しくモチをつき、食べてました.

さて、クリスマスプレゼントを
もう一つもらいました.

会社の“甘いモノ倶楽部”の
N会員の手作り.
ジンジャー・クッキー



ジンジャーの香りが
口の中いっぱいに….
ありがとう♪



さて、今夜も懲りずに会社宴会.
川崎多摩区在の関係会社にて.

3時間の会議をこなした後、
打ち上げの忘年会.

不思議だ…、
会費2K円なのに昨夜とは
えらい違いのつまみ群.









お酒だって、ビールたっぷりだし.
ワインだってRothchildの
Muton Cadetの白と赤だったし….

質も量も大満足の宴会料理♪.

これまた、ごちそうさま.

ふー…、今年の忘年会もあと二つ…(笑).







クリスマスなれど会社宴会…!



今宵はクリスマスだというのに…、
会社宴会.
しかも会社の食堂で…!

職位によって会費は1000~3000円.

立食でつまみといったら、
ご覧の通り、焼きそばにサンドイッチ、
唐揚げにウインナソーセージ….

お酒だけはみんなで持ち込み、
バラエティに富んだ酒盛りになった.

もちろん、副長もアパート・コレクションから
ボルドーの10年モノと北伊ピエモンテ州の
“バローロ”を提供.



飲んで、飲んで、
最後は持ち寄った景品を
抽選大会.

一番人気はなんと
非売品のカゴメ野菜ジュースの
“AKB48”の看板.

副長の上司が「娘のために…」と言いながら
当たって、ホクホク顔.
あんなどでかい看板、
どうやって持ち帰るんだろう(笑)



副長は、ブルマンのドリップ珈琲2杯分….

まっ、今年の運を象徴するようだね(爆笑).





予期せぬクリスマス・プレゼント



今日は3連休の最終日.
クリスマス・イヴですな.

特にクリスチァンでも無いし、
うかれる事もなく、
珍しく、一日アパートにこもって
掃除洗濯布団干しに務めた.

そんな12月24日に、
宅急便が着た.

このアパートの住所を知人に
ほとんど知らせていないがゆえに
覚えのない宅急便が来るはずもない.

嫌な予感で受け取った荷物は
なんと勤めている会社のロゴの
真っ赤な包み紙….

十何年前にも同じ事があったような.

包みを開ければ、
会長のメッセージとワイン2本が.
会社創立75周年のお祝いだと.

やられた….

今年の会社の業績はトントン.
予定ほどではないが、
ウン千億円ほどの利益は上げている.

ボーナスが少なかった分、
年末に75周年お祝いの“おひねり”を
期待していた…勝手に(笑).

これで、もう“おひねり”は無い.
このワインで帳消しだね.
ホントに我が社の人事部は頭が良い…(苦笑).


中を確かめれば、フランス高級ワイン.
ブルゴーニュのLouis Latour社の
“Pouilly Fuisse”と“Marsannay”.

2本セットで8,000円くらいだろうか.
ちくしょう、副長の好みのワインだ(笑).
ここまで押さえられちゃ致し方ない.

赤は当面、保存しよう.
白はこの年始にいただくとしよう♪.


思いがけない、サンタさんならぬ
クロネコさんからの贈り物に
ちょっとだけ感謝しながら、
今夜は冷蔵庫の余り物で夕食.

あまりにも寂しいから(笑)、
近所のコンビニでケーキ一つ、295円なり.




皆様におかれては、
素敵なクリスマスでありますように!








映画「大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]」…またも堺雅人、快演.


製作年度:2012年  製作国:日本   上映時間:124分


日曜の午後は“邦画を1000円で観る会”のブロ友:めーちゃん。と一緒に
川崎のシネコンで観た異色時代劇のシリーズ第3弾.本年151本目の鑑賞.

謎の疫病によって男の数が激減したことで男女の役割が逆転した江戸時代
という架空の設定の下、女人禁制の大奥を舞台に繰り広げられる愛憎と
自らの宿命に翻 弄される女将軍の過酷な愛の行方を描く、
よしながふみの大ヒット少女漫画の実写化プロジェクト第3弾.

映画版第1作の“水野・吉宗編”、連続ドラマ版の“有功・家光編”に続き、
本作では五代将軍・徳川綱吉の時代が描かれる.

主演は綱吉役の菅野美穂と堺雅人.堺雅人はドラマ版で演じた有功とは
対照的なキャラク ター右衛門佐役での再登場となる.
共演に尾野真千子、宮藤官九郎、西田敏行.監督は前作に引き続き金子文紀.

時は元禄、五代将軍・徳川綱吉の時代.三代将軍・家光の時代に誕生した
男女逆転の世も定着し、美しく聡明な綱吉の才覚によって徳川の治世は最盛期を迎えていた.

そんな中、側室候補として京より呼び寄せられた貧しい公家出身の右衛門佐は、
自らの野心を実現すべく綱吉に巧みに取り入り、大奥総取締となって権力と富を手にしていく.

やがて、綱吉 の一人娘・松姫が急死したことで正室と側室の後継者を巡る争いは激しさを増し、
綱吉自身も世継ぎ作りに専念させられ、政治から遠ざけられてしまう.
それで も一向に懐妊の兆しは見られず、陰謀渦巻く大奥の中で
次第に孤独と不安を募らせる綱吉だったが….

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菅野美穂、堺雅人はどちらも好きな役者.熟れどき、売れどきの絶頂期の二人が主演.
どちらもアップに耐える…菅野美穂なんか化粧品のCMみたいに、これでもかとアップ.
それに耐える美貌と若さが菅野にはまだある.

堺雅人は快演.またもその演技の幅の一端を魅せてくれる.
男娼生活の京都での公家生活から脱して、大奥での権力闘争にいどみ、
のし上がっていくさまを、静かにストイックな表情をにじませながら演じていく.

TVドラマの方は見たり見なかったりなのだけど、TV版とは別仕立てだし、
堺雅人は別役なので、すんなり話しには入っていける.
正室サイドと側室サイドに別れての政争に娘松姫の逝去、子作りに精を出し、
そして生類哀れみの令へ繋がっていくストーリー展開は息もつかせない.

そのなかで、ひたすらクールに、ストイックに綱吉に付かず離れない右衛門佐を
堺雅人は淡々と演ずるが、最後には….
後半の行き詰まるような菅野美穂と堺雅人の演技にひとしきり…感心.

他方で女の演技といういう意味では、菅野;綱吉とそれをサポートする柳沢吉保役の
尾野真千子との葛藤も凄みのある演技を見せる.綱吉の首に手をかけ締めようとする吉保、
それを甘んじてなすがままにされようとする綱吉のやり取りは美しくも凄惨なシーン.

彼女らがまとう衣装の豪華絢爛さやセットの造りの丁寧さもやはりTVでの質感とは段違い.
CGでの江戸城や江戸の風景はすこし、うさんくさい気もしないでもないが
これはいたしかたないだろう.

エンディング曲は MISIA 『Back In Love Again(feat.布袋寅泰)』.
歌い上げる曲想はこの作品のエンディングにふさわしいかも.

丁寧に作られているこのシリーズ、次も楽しみ…かも.




映画「フランケンウィニー」…上質なモノクロ・アニメ.


原題:FRANKENWEENIE 製作年度:2012年 製作国:アメリカ  上映時間:87分



野良ニャンズと戯れた後に川崎シネコンで観たのは本年150本目.

ティム・バートン監督が自身の少年時代の思い出から紡ぎ出した84年の同名短編フィルムを
ストップモーション・アニメで長編化した白黒3Dのファンタジー・コメディ.

孤独な少年が愛犬の死を受け入れられず、その亡骸を禁断の実験で甦らせてしまったばかりに、
やがて町中を巻き込む大騒動に発展してしまうさまを、グロテスクでありながら愛嬌あふれる
キャラクターにブラックな笑いとピュアで切ないストーリーを織り交ぜて描き出す.

小さな街に暮らすヴィクターは友達のいない孤独な少年.
科学が大好きな彼は屋根裏で発明や映画作りに熱中する日々.
しかし、そんな彼の隣には、片時も離れない最高の相棒がいた.
それが愛犬のスパーキーだった.

ところがある日スパーキーは交通事故に遭い、命を落としてしまう.
その事実を受け入れることができないヴィクター.彼は科学の授業をヒントにスパーキーを
生き返らせる実験を思いつき、嵐の夜、ついにそれは成功し、継ぎはぎだらけのスパーキーと
感動の再会を果たすのだったが….

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ストップモーション・アニメは久しぶり.
いわゆる人形;クレイモデルを少しずつ動かして
ワンショットずつ映していく、手間のかかる撮影法.

CGよりも質感みたいのが好く表現できるし、
なにより手作り感が伝わってくるのがなにより.

例えば、登場人物の衣装の質感だったり、ベッドの布団の模様だったり….
布の感じが特に強調されていた気がする.そう、それに生き返ったスパーキーの
つぎはぎ感も生々しくて、これもやはりストップモーションらしさいっぱい.

モノクロ画像というのも、また一種独特な雰囲気をかもし出している.
カラーだったら、どぎつかったかもしれない.これは大正解.

3D版もあったが、いつものごとく2D版を選択.今回は吹き替え版しか
選べなかったのは残念.オリジナル声優にはキャサリン・オハラや
マーティン・ランドーの名優が担当していたのにね.どうせなら名優達の
声で聴きたかった.

が、吹き替え版の声優達も違和感な無く、素直に感情に入ってきた.
声優名はなんだか主役は女性漫才師の名前が出ていたが、
その他はいわゆるプロの声優ばかり…、安心して吹き替え版を楽しめるわけだ.

つぎはぎだらけで首からはボルトが飛び出ているフラン犬(ケン)、スパーキーが
スクリーンを駆け回るのを観るのは楽しい.シッポを振りすぎると、ポロっと取れてしまう.
水を飲めば、背中の継ぎ目から噴水のように出てしまう.

なにより大事なポイントは、彼自身は“死んだこと”に気づいていない.
そして何よりも飼い主ヴィクターのことが大好きで、 いつも一緒にいたいと思っている.
無邪気で陽気で能天気、そして何ともいじらしい.

ヴィクターの友人達もこれまた一風変わった風貌とキャラクターで笑わせる.
どうみても妖怪大会.フランケン映画にふさわしい設定かと思う.
どの友人も憎めない、そう真の悪役は決していないのが快適さの要因かも.

楽しいなかにも、科学への不理解や迷信信奉への批判もちくりと含ませる.
科学の教師役が途中で退校されるシーンなんかは、この教師の声が
マーチン・ランドーだったらしくて、オリジナルの声を聴きたかったなぁ….

モノクロという点からも、メル・ブルックス監督の「ヤング・フランケンシュタイン」を
思い起こされる.出てくる登場人物の不気味さ、滑稽さも似ている.
大波乱の末のハッピー・エンディング?も同じ共感と感動だ.

87分と短めなのも好感.
上出来のアニメから得られた感動とすっきり感に納得.